骨密度検査を受けたことがありますか?

骨密度は気付かないうちに減少しています。

自分はまだ大丈夫と思っていると、気付いたときには骨がスカスカになっているかもしれません。

 

骨密度検査では、その名の通り骨の密度を測定します。

骨の密度がスカスカになると骨折しやすくなります。

 

骨密度が減少することで起こる結末は……。

 ・骨粗鬆症・・・骨密度が減少したため骨がスカスカになった状態

 ・脊椎圧迫骨折・・・重い物持った、尻もちついたなどで起こる

 ・脊椎側弯症・・・骨が傾いて圧迫骨折すると起こる(背が低くなる)

 ・大腿骨頚部骨折・・・転んだ時に折れやすく、寝たきりになる原因

 ・肋骨骨折・・・ひどく咳をしただけで骨にヒビがはいることも…

 ・手・足などの部分的な骨折・・・ちょっとした衝撃で骨折する

骨粗鬆症の原因は?

① 加齢

   骨密度は20歳頃ピークに達し、40歳半ばから年齢とともに低下していきます。

 

② 女性ホルモンの低下

   骨粗鬆症は女性に多く、男性の約3倍と言われています。

   特に50歳を過ぎると急激に増えるのですが、その背景に女性ホルモンの低下があります。

   女性ホルモンのエストロゲンには骨を壊す破骨細胞を抑える作用があるため、閉経を迎え

   エストロゲンの分泌が低下すると骨密度が急激に減少する。

 

③ 生活習慣

   ・ダイエット・・・骨に必要な栄養素(カルシウム・ビタミンDなど)が不足する

   ・運動不足・・・骨に十分な刺激を与えないと弱くなります。

   ・喫煙・・・タバコはエストロゲンの作用を抑制するため、破骨細胞の働きが活発になります

   ・過度の飲酒・・・アルコールを多量に摂取すると骨を作る骨芽細胞の働きが抑えられてしまう

 

④ 薬

   ステロイドは骨を作る骨芽細胞の働きを抑制したり、カルシウムやビタミンDの吸収を抑制する

 

⑤ 病気

   関節リウマチや糖尿病などの生活習慣病によって骨粗鬆症になる。

   関節リウマチは全身の関節に炎症を起こすため骨が弱くなります。

   糖尿病は骨芽細胞の働きを抑制したり、体内に活性酸素が発生し酸化ストレスにより骨質に異常が生じる

 


骨密度の測定方法

 当院では超音波法を使用しております。

 

かかとの骨を超音波で測定するだけなので気軽に受けることができます。

測定にかかる時間は15秒~1分程度です。

DXA法や、MD法と違い、放射線を使わないため被爆がありません